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ゼミ生

ゼミ展2023 作品解説2

桶本優(おけもとゆたか)の作品紹介ページです。

作品名:RABBIT

映像作品にて上映により展示。

道端にしゃがみ込み、地面に落ちた豆大福を食べる青年。そんな彼と出会った一人の大学生の生活が動き出す—。

私は、大学二年の冬、英語もままならない状態で半年間の留学生活を駆け抜けました。帰国する飛行機の中で涙が止まらなくなるほど、大切な友だちがたくさんできました。

これを経て感じたことをフィクション作品に落とし込むことに挑戦したのがこの作品です。文化を超えた人間関係やすこし特殊な絆の芽生えなど、小田輝明と豆大福くんの関係性に投影することを試みています。

4ヶ月ほどかけて撮影し編集にも凝りました。時間と労力をかけた分、課題がたくさん見えることになり、私自身にとって前進のための大きな一歩となりました。

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ゼミ生

ゼミ展2023 作品解説1

杉山伊玖海(すぎやまいくみ)の作品を紹介するページです。

作品名:Platonic Love

 映像デザインを学ぶにあたり、“ロマンポルノ”等の男女の性の価値観の違いや、その在り方を描いた作品に興味を持った。そんな中で、性的なものに対する意識の違いや、普通のことだと思っていることが、必ずしも相手も同じように考えてはいないというギャップから生まれる悲劇や恐怖を描きたいと考えた。

 制作でこだわった点は、経験のない男女を彷彿とさせるビジュアルや演技力を持つ役者をキャスティングしたことだ。衣装合わせや小道具について役者と何度も協議し、“垢抜けていない”処女と童貞を演出した。

 初めての自主制作映画で、監督の役割は勿論、マネジメントの面も全て一人で担った。撮影準備中の負担は大きかったが、映画を仕事にする上で重要なことや得られるものを知れた良い機会だった。

作品名:靴

“とにかく一度はホラーを作ってみたい!”という思いから始まった作品。ゼミ室の机の下にあった、誰のかわからない靴を見つけたときの気味の悪さをもとに脚本を書いた。「Platonic Days」では正直、脚本や映像表現のユニークさにこだわる余裕がなかったため、「靴」では自分なりに面白くしようとした。例えば、靴が徐々に綺麗になる演出や、オチそのものをはっきり表したシーンは入れずに、観る人に想像させるように仕組んだ。

 課題としては、どのホラー映画にもありそうな流れになってしまったことや、キャクターの行動心理がリアルではないことだと思う。もっとホラー映画らしくないけども恐怖を強く感じる演出ができるようになりたい。

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ゼミ生

2023年映像デザインゼミ3年次成果発表展『ゼミの天ぷら』を終えて

私たち映像デザインゼミの6期生は、12月15日から12月23日の約1週間に渡って、3年次の研究成果を発表する展示会を総合研究1号館で行いました。

期間内の展示場所は以下の通りでした!

映像作品からミクストメディアなど、展示方法は様々・・・。

それでは、個人の作品の説明を少しさせていただきます!

杉山伊玖海 『Platonic Love』

全ての童貞と処女に捧げる、男女の性、その価値観の違いを問うた一作。純粋な愛を求めるリカと肉体関係も築きたいヘイスケ。二人の関係はどうなっていくのか_____

『靴』

___穢れた靴には気をつけろ____

何気なく見つけた”汚すぎる”靴を見つけ、捨てた女子大生。その日から彼女の生活に恐怖が忍び寄る。

桶本優 『RABBIT』

製作者より:佐賀で撮影した20分の短編フィクション映画。

津留さくら『「私」を生きる』

製作者より:

映像&空間デザイン作品

色々な「私」がいます…!

井本彩奈『mu-dai』

製作者より:音と記号の可能性についての実験です。

堀口琉愛『気団スレ87』

製作者より:最近見始めた2chを動画化したものに影響を受けて作った作品です。1人でひっそりと読んでいただければと思います。

白石資陽『政治家の1日』

製作者より:架空の政治家、長野史朗を主人公としたモキュメンタリー作品です。

林茜『Outfit』

製作者より:初めて制作したアニメーション作品です。 よろしくお願いします。

中田結泉 『Cyber iPhone PV』 『my iPhone』『color world』『Linking of circle』

製作者より:こんにちは!CGやモーショングラフィックスを使った映像づくりが好きな人間です!見る人の心に残るような作品づくり頑張ってます!見てね!!!

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卒業制作・論文

卒業制作展2022 作品解説その8

この記事は、2022年度卒業制作作品の作者による解説を紹介しているものです。今回は、楠田亜衣乃さんによる作品解説です。(以下は本人)

「夢裡」楠田亜衣乃
(手法:モニター映像)

「夢」というものは、人により抱く感情が異なるものです。安らぎや希望などポジティブなものから、不安などネガティブなものまで多様であり、時に人はこの文字で表現をし、この言葉を人生になぞらえて語ってきました。本作のタイトルである「夢裡」は夢の中を表す言葉です。

この作品では、「夢」という言葉によって想起されるイメージを、画面の揺らぎや、平面、立体の複合的手法、実在性と非現実性の融合、古い映像のような加工編集による不明瞭さなどをもって表現しています。また、シーンごとの構成やライティングは、一枚の画として成り立つものとなるよう意識しています。これらは全て3DCGで作られ、その空間の中に、あなた自身であり、また私であり、はたまた第三者でもある2Dアニメーションによって描かれた少女が佇んでいます。音声については、主に近隣で自ら録音したものを使用しており、環境音の入り混じった粗雑さも 不安定さを表現する要素の一つです。

この作品は、あくまで私という個人によって「夢」というワードから連想し生み出されたものの域を出ません。しかし、ここから感じ取るイメージは、まさしく「夢」 という言葉と同じように人それぞれであると思います。 これを通して、自身の中にある価値観を見つめていただければ幸いと思い、制作いたしました。

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卒業制作・論文

卒業制作展2022 作品解説その7

この記事は、2022年度卒業制作作品の作者による解説を紹介しているものです。今回は、宮本佳代子さんによる作品解説です。(以下は本人)

「数字でわかる日本のこれから〜防衛費増額〜」宮本佳代子
(手法:モニター映像)

この作品では視聴者に2つの事を問う、1つ目は「来年度から5年間の防衛費を総額およそ43兆円確保する方向で防衛費増額が公表された現在、日本に増税は必要なのか?」と、2つ目に「防衛費がいつかGDPの2%を占めることになるであろう、優先順位はなんなのか。」だ。

私は街中で見たデモ運動で防衛費増税が検討されている事を知った。テレビやニュース等の類に触れることが少なくなり、SNSに取り上げられる内容でしか日本の今を知らなかった私は政治に関わる事をあまりしなかった。調査をしていくうちに政治と私たちの生活が密接にしていて法案一つで大きな変化をもたらすかもしれない事に気づいた。私と同じテレビ離れが進行している若者たちは日本の情勢を理解しているのか、これからの問題を一緒に問いたい。その為に、インフォグラフィックスも用い、誰でも視覚的に楽しめる映像を考えて制作した。長い作品では飽きられてしまう可能性があるのでショート映像ほどの作品に仕上げ内容もループするようにしている。また、可愛らしい映像の中に実写を取り入れる事でより現実に起きている事だと視聴者に提示する仕組みだ。この作品を見たすべての人に新しい発見、そして自身の意見を確立手段になる事が最終目標である。

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卒業制作・論文

卒業制作展2022 作品解説その6

この記事は、2022年度卒業制作作品の作者による解説を紹介しているものです。今回は、大宅美沙希さんによる作品解説です。(以下は本人)

「自己報道」大宅美沙希
(手法:モニター映像、紙)

「自己報道」は、映像作品「自己報道ニュース」、新聞型作品「自己報道新聞」の二つからなる作品群である。これらは、主に大学に在籍していた4年の間で自分の身の回りで起こったことを記事として報道する作品である。

 「自己報道ニュース」と「自己報道新聞」、どちらもやっていることの本質は「ねえねえ聞いて!今日ね、こんなことがあったの!」と話しかける子どもとさほど変わらない。そして子どもならともかく、いい歳した大学生が見ず知らずの他人にこのような話題でいきなり話しかけるのは、不審に受け取られる可能性がある。しかし、「報道」の形をとることによって、違和感なく見る人に自分のことを伝えることができる。ニュースや新聞を通して記事という媒体を通して伝える「大人っぽいこと」と、最近あったことをお話しする「子どもっぽいこと」のギャップを狙ったものがこの作品群である。そのギャップを見て(あるいは聞いて)、「くだらんなあ……」と苦笑していただけると幸いである。

「自己報道ニュース」

 ニュース記事、週間メンタル予報、(存在しない)ドキュメンタリー番組の予告で構成されている約4分の映像作品。アナウンサー、お天気キャスター、ドキュメンタリー予告に映る主人公も全て作者自身が演じる。

「自己報道新聞」

 ニュースの尺では伝えきれなかった多くの記事を、8面構成の新聞にまとめている。天気予報を模して最近のメンタルのアップダウンの報告、テレビ欄を模して作者自身の22年間の人生の略歴を記している。この作品は手に取って読み、実際に持ち帰ることができる。

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卒業制作・論文

卒業制作展2022 作品解説その5

この記事は、2022年度卒業制作作品の作者による解説を紹介しているものです。今回は、猪俣佳歩さんによる作品解説です。(以下は本人)

「1000年後」猪俣佳歩

(手法:本、光沢紙、インクジェット、モニター映像)

私の作品は、”ある日誰かによって発掘された1000年前の本”というテーマで制作したものです。

世界観の設定としては、今現存している文明が滅びた後、1から生物が生まれ、進化していった未来を想定しています。

作品をご覧になった方の中には、私と同じく、未来の生き物、植物を想像したことがあるという人もいらっしゃるのではないでしょうか?

作品を見ながら、そういった想像を思い出したり、今、その場で想像していただけるとより作品を楽しめるのではないかと思います。

作品内の生物について、あまりデフォルメされたキャラクターのようにならず、リアリティーのある見た目にしようと考えていました。

そのため、背景にmidjourneyを使用した画像を用いたり、現実の生き物をモチーフにし、混ぜることで存在感をだそうとしました。

また、生物の習性や基本的な行動を考え、一緒に記述し、図鑑の形式にしました。

プランクトンが現在の生物の形をしていたり、海には1体の生物しか存在しなかったり、科学的根拠はなく、私の想像ですが、楽しんでいただけると幸いです。

それに合わせて、展示している場所も特別感を出したいと思ったので、暗幕で部屋を暗くし、暖色のライトで一部を照らすことで雰囲気が出るようにしました。

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卒業制作・論文

卒業制作展2022 作品解説その4

この記事は、2022年度卒業制作作品の作者による解説を紹介しているものです。今回は、財津邦央さんによる作品解説です。(以下は本人)

「奇怪人 クラウン」財津邦央

「右と左」「朝と夜」「表と裏」・・・
全ての物事は必ず二つの側面を持っており、
その二つはまるでコインのように表裏一体になっている。
彼はある人間の「もう一つの側面」として誕生した。
その人間はどこにでもいる普通の人間だった。
・・・正確には普通の「側面」を被ってだけかもしれない
なぜ「普通」に生きなければいけないのか?道を外れることはいけないのか?
普通に生きるのが「正しい」と言えるのか?それ以外は「間違い」と言えるのか?
そもそもなぜ自分の意見は否定されるのか?自分はなぜ他人の意見を否定するのか?
「正しい」「正しくないの基準ってなんだ?他の人はそれを持っているのか?
なぜ自分は・・・、なぜ人は戦・・・、なぜ%(は&‘’・・・?
そういった悩みが知らず知らずのうちに蓄積し、限界まで達したとき、
「そいつ」は生まれた。
名は「ウラクン」
混沌の象徴として「嵐」の意であるウラカン(HURACÁN)からきている。
「旅客機」と「戦闘機」、「乗用車」と「装甲車」など
正反対の性格をもつ乗り物がイメージに組み込まれている。
そいついわく使い方で「善」にも「悪」にもなり得る「モノ」の象徴らしい。
目はシートベルトで目をふさぎ、唇は後ろにあるはずのテールライトで構成されておりどことなくピエロのような外見となっている。
そいつは自分を「ヒーローでもヴィランでもない」と称している。
特にそいつはよくこう話している。
『オレは今一度「表裏一体」というものを考えてほしくて出現したんだ。
右(R)になれば王冠(CROWN)、左(L)になれば道化師(CLOWN)になる。
たった1文字の違いで正反対の身分になれるんだ。
 でも正反対になるのはオレの名前だけじゃない。
 ちょっと視点を変えるだけで「善」は「悪」にだってなりうるんだ。

 

 お前が普段持っている考えた意見、それは本当に正しいのかい?」

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卒業制作・論文

卒業制作展2022 作品解説その3

この記事は、2022年度卒業制作作品の作者による解説を紹介しているものです。今回は、後藤龍輝さんによる作品解説です。(以下は本人)

「手水手」後藤龍輝
(手法:インスタレーション、プロジェクション映像、モニター映像)

新型コロナウイルスが蔓延してから数年たった今、ある種の強迫観念のもと手を洗う行為がより身近になったと感じる。しかし日本では古来より手を洗う習慣があった。歴史をさかのぼってみると、日本に手洗いの習慣が生まれたのは3世紀中ごろ~4世紀(古墳時代)だといわれている。この時手洗いの習慣が生まれた理由は「疫病」だった。コロナウイルスが流行している現代と同じである。しかし昔は医学が発達していなかったため、細菌やウイルスを洗い流すために手を洗うのではなく、神に祈るために身を清める意で手を洗うようになり、習慣と化した。

同じ手を洗うという行為でも、まったく別の意味を持っている。たとえ手を洗う理由が同じ「疫病から身を守るため」であったとしても。このことから見えてくる手を洗う意味の「変遷」に私は妙な寂しさを覚えた。身を清めるために、神に祈るためにと健気な思いで洗っていた手はいつの間にか医学的根拠によってウイルスを落とすための作業として洗うようになり、その意識が強迫観念となって「手洗い」にまとわりついている。

今回の作品の真ん中に設置されているオブジェクトは「身を清める」と「ウイルスを落とす」手洗いの中間に位置するものだと私はとらえている。御手水で何かにとりつかれたように手を洗い続ける人間の映像と様々なところで流しっぱなしになっている水の映像。そして中間に位置するオブジェクト。これらが絡み合い落ちていく水は地へ帰り、循環する。私が新型コロナウイルスを患ったことなど無視をするように。

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卒業制作・論文

卒業制作展2022 作品解説その2

この記事は、2022年度卒業制作作品の作者による解説を紹介しているものです。今回は、北村安未さんによる作品解説です。(以下は本人)

「感覚に寄せて」北村安未
(手法:VR空間、テキスト、音声、VRヘッドセット、壁面シール、iPad)

自分の感覚と記憶に関する思いをテーマに作品を制作した。壁面には私の今まで印象に残った感覚や、感じるものに対する思いを書き綴った文章を文字をシールにして貼っている。文章は4つあり、それぞれのテーマは「夏の朝の記憶」「冬の光」「怖いもの」「故郷の匂い」である。これらは私の今まで感じた事であり、私の考えであるので個人的な感想だ。そのため、鑑賞者によって共感したり、共感できなかったりがあると思う。しかし、共感を得られなくとも私の文章を読み、自分の中で感覚を想像したり自分の中の感覚を振り返る事で後述するテーマにも繋がっていく。

部屋の中央にはVRヘッドセットと映像がある。映像は私の感覚に関する考えに関する文章とそれを読み上げるナレーションだ。この文章では「感覚の記憶」に関して記述してる。私の考えとして、感じ取ったものによって視野が広がり、人の価値観は変化したり成長していくと考えている。しかし、感覚は意識しないと感じず、忘れてしまう。そして感覚を思い出した時になんとなくで感じたものを補完・美化してしまう。VRヘッドセットでは森林の風景が体験できる。しかし、その映像はCGでできたものであり、本物ではない。その本物ではないVRや想像させる文章を通し、自分の感覚を思い出し感覚について今一度考えてもらう、寄り添ってもらうことで自分の感じるものをより鮮明にしてもらう事がこの作品の目的である。